今さら聞けない！投資Q&A

確定拠出年金には、「掛金拠出時」「運用時」「受給時」の3つの税制メリットがあります。
制度に加入してから給付を受け取るまでの全期間にわたって、税制メリットを受けることができます。

• 【掛金拠出時】
  加入者が拠出した掛金は、全額が所得控除（小規模企業共済当掛金控除）※の対象となり、課税所得額から差し引かれることで所得税、住民税が軽減されます。

  ※税金の軽減効果を受けるためには、課税所得があることが前提となります。

• 【運用時】
  通常は金融商品を運用すると運用益に課税されますが、確定拠出型年金では運用益が非課税になります。

  

• 【受給時】
  給付金を年金で受け取る場合は「公的年金等控除」、一時金で受け取る場合は「退職所得控除」の対象となります。
  
  • 年金でもらった場合
    年金でもらった場合、所得税法上、雑所得として課税されます。
    しかし、確定拠出年金は公的年金と同時に公的年金等控除の対象となり、税金の計算上有利になります。
    雑所得の金額=収入金額ー公的年金等控除額
  • 一時金でもらった場合
    一時金でもらった場合には、所得税法上、退職所得とみなされて、退職所得控除の対象となり、税金の計算上有利になります。
    退職所得の金額=（収入金額ー退職所得控除額）×1/2