(魅力とリスク)を、
「安全性」「収益性」「流動性」の
ポイントとともに
見ていきましょう。
各金融商品の特徴-
株式
安全性は低くても大きな収益性が期待できるのが「株式」への投資です。
「株式」は会社が活動資金を集めるために発行されます。
投資家は、会社の「株式」を、証券市場(証券取引所など)を通じて購入することで投資を行い、その会社の成長によって運用成果を得ることができます。株式投資の魅力
株式投資のリスク
- 価格変動リスク
- 買ったときよりも、値上がりする場合も
値下がりする場合もある。
- 信用リスク
- 投資した会社が将来存続している場合も
破たんする場合もある。
※外国株式の場合は、為替変動リスクやカントリーリスクもあります。
リスクに対応するには…
- 時間分散
- 一度に買わず、タイミングを
何度かに分けて買う。
- 銘柄分散
- 複数の会社や業種に分散して
バランスよく買う。
- 長期投資
- 短期的ではなく
長期的な成長に期待する。
始めるのに必要な目安の金額
始めるにはまず何をする?
- 気になる会社の情報をチェック!
- 例えば、自分の身の回りの商品(食べ物、日用品など)から会社を探してみましょう。どんな株主優待があるのか、見てみるだけでも楽しめます!
3つのポイントは?
- 安全性
-
投資した会社が破たんする可能性があります。
また、値上がり益を狙った短期的な売買の場合は安全性が下がりますが、配当金や株主優待狙いの長期投資であればある程度リスクを抑えることも可能です。
- 収益性
-
値上がり益を狙った短期的な売買の場合は収益性がさらに高くなりますが、配当金や株主優待狙いの長期投資であれば収益性は少し低めになります。
- 流動性
-
債券などと比べると、換金しやすいです。
株式投資経験者の体験談
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20代サービス業
投資歴:1年
投資額:
株式10万円くらい経済番組を見ていて、こういう会社があるんだ、こういう企業が伸びているんだということを知ることで、普段の生活の中で視野が広がりました。
-
30代小売業
投資歴:1年
投資額:
株式100万円、
投資信託50万円銘柄の選び方が分からなかったので、あまり調べずに好きな会社の株を買ったら、いきなり下がってしまいました…よく調べずに、買ってしまうのは良くないですね。
-
40代清掃関連(パート)
投資歴:2年くらい
投資額:
株式200万円、
投資信託50万円くらいNISAは、利益に対する約20%の税金がかからないし、のめりこみすぎる私の性格上、「年間120万円まで」と限度額があるのがいいですね。
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20代通信関連
投資歴:1年
投資額:
株式20万円、
投資信託100万円アプリを使って1,000円で買える株を始めてみました。業績などは調べずに、知っている会社を選んでみたら、全然ダメでした…。もっと調べた方が良いと思いました。
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20代塾講師
投資歴:4年
投資額:
株式1,000万円、
投資信託100万円自分が興味のあることでお金をふやしたくて、株式投資を始めました。株価を見ていると、世の中の動きが見えてくることに興味が湧いてきました。
「株式」についてさらに詳しく
-
債券
収益性も少しありつつ安全性も高いのが
「債券」への投資です。
「債券」とは、国や地方公共団体、
会社などが発行している借用証書のようなもので、
満期時に受け取れる金額や、利子の金額などの
条件があらかじめ決められています。債券投資の魅力
債券投資のリスク
- 価格変動リスク
- 途中で売却する場合、
価格が上がる場合も下がる場合もある。
- 信用リスク
- 購入した債券について、元本の払い戻しなどが
約束通り行われる場合も、行われない場合もある。
※外国債券(外貨建て)の場合は、為替変動リスクやカントリーリスクもあります。
リスクに対応するには…
始めるのに必要な目安の金額
- 1万円~
- 個人向け国債であれば、1万円から購入可能。社債も、個人向けに最低購入単位を小口化した個人向け社債を発行している会社があります。
3つのポイントは?
- 安全性
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一般的に発行体が国であれば安全性はかなり高くなります。なお、安全性は格付けが参考になります。
- 収益性
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預貯金よりは利率が高いですが、低金利の状況では収益性はあまり高くはありません。
- 流動性
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通常は証券会社等が買い取ってくれますが、例えば個人向け国債には1年中途換金不可などの条件が付いている場合があるため、購入時に確認が必要です。
「債券」についてさらに詳しく
-
投資信託
「投資信託」とは、複数の投資家から集めたお金を、資産運用の専門家がまとめて投資・運用し、
その運用の成果として生まれた利益を投資家に還元する商品です。
株式や債券、不動産などを組み合わせて作っているパッケージ商品で、
安全性を重視したものからや収益性を重視したものまで、さまざまな種類があります。- 特徴
-
株式や債券などを組み合わせたパッケージ商品。
運用は専門家が行います。
投資信託の魅力
投資信託のリスク
- 価格変動リスク
- 投資信託に組み入れられている
株式や債券が値上がりする場合も
値下がりする場合もある。
- 信用リスク
- 投資信託に組み入れられている
株式や債券の発行体が
将来存続している場合も
破たんする場合もある。
※外国の株式や債券に投資する投資信託の場合、為替変動リスクやカントリーリスクもあります。
リスクに対応するには…
- 時間分散
- 一度に買わず、タイミングを
分けて何度か買う。
- 銘柄分散
- 投資対象の異なる
投資信託に分散する。
- 長期投資
- 短期的ではなく、
長期的な視点を持つ。
※投資信託は、購入時・保有時・売却時に手数料が発生する場合もあります。手数料は商品によって異なるので、購入時にはきちんと確認してください。
始めるのに必要な目安の金額
- 数百円~
- 投資信託は、数千円から1万円程度の金額で購入可能。積立により購入する場合は、500円や1000円程度からでもはじめることができます。
3つのポイントは?
- 安全性
-
投資信託の種類にもよりますが、一般的に安全性は「株式より高め」「債券より低め」と言われています。
- 収益性
-
投資信託の種類にもよりますが、一般的に収益性は「株式より低め」「債券より高め」と言われています。
- 流動性
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多くの投資信託は換金を申し込んでから4~5営業日目に支払われますが、実際に何営業日目に支払われるかは購入時に確認が必要です。
投資信託への投資経験者の体験談
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30代繊維関連
投資歴:1年未満
投資額:
株式10万円、
投資信託10万円限られた金額で投資をしているので、損失が出ても不安はありません。私はポイントサイトで貯めたポイントを使って、毎月1万円くらいを投資信託に投資しています。
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30代小売業
投資歴:1年
投資額:
株式100万円、
投資信託50万円これまでの経験から複利が大事ということに気づきました。1%の利率でも時間が経てば結構な額になるんです。社会人になったら初任給で始めたほうが良いと思います。
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20代通信関連
投資歴:1年
投資額:
株式20万円、
投資信託100万円お金を無駄に使わないために、毎月の給料の1割から2割を投資信託で積み立てるようにしています。投資信託なら価格が下がったとしてもそこまで損失が大きくないと思います。
「投資信託」についてさらに詳しく
-
預貯金
預貯金とは「預金」と「貯金」の総称で、
一般的に銀行などの金融機関に
お金を預けることをいいます。
安全性と流動性は高いですが、
収益性はあまり望めません。- 特徴
- 安全性、流動性は高いですが、収益性は高くありません。
預貯金の魅力
預貯金のリスク
- 信用リスク
- 預け先の金融機関が将来存続している場合も
破たんする場合もある。
- インフレリスク
- 預金金利が物価上昇率よりも低い場合は、
預貯金の実質価値が目減りする可能性がある。
※外貨預金の場合には、為替変動リスクやカントリーリスクもあります。
リスクに対応するには…
- 資産の分散
- 預貯金だけでなく、株式や投資信託などの
金融商品にも資産配分を行う。
3つのポイントは?
- 安全性
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元本1,000万円とその利息までは、預入先の金融機関によって保証されています。
- 収益性
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基本的に、約束された利息(利子)が支払われます。近年は低金利のため、収益性は非常に低いです。
- 流動性
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普通預金などであれば、金融機関の支店やATMを通じていつでも自由に換金することが可能です。