ドル・コスト平均法
時間分散の代表的な方法に「定額購入(ドル・コスト平均法)」というものがあります。これは毎月決めた金額を購入していく方法です。株価が高いときには少なく買い、株価が安いときには多く買いますので、1株当たりの購入単価を低くすることができます。
上のグラフと表を見てください。例えば、株式会社○○○の毎月の株価がグラフのように動いたとします。
手持ち資金が6万円あったとして、1,250円の時に一度に買うと48株を保有します。1株当たりの購入単価は当然1,250円ですから、株価が1,250円を超えなければ利益は出ません。
6月の時点で株式を全て売却すると48,000円にしかなりませんので、12,000円損が出てしまします。
一方、定額購入の場合はどうでしょうか。
毎月1万円ずつ購入していくと6か月で6万円をかけて、66株を保有することができました。1株当たりの購入単価は909円となり、6月の時点で株式を全て売却すると66,000円となり、会社の株は最初の1,250円から1,000円に値下がりしているにもかかわらず6,000円の利益が出ることになります。
このような方法によって、1単位の購入単価を下げることが可能となり、利益を出しやすくする効果が得られます。