マンガで学ぶ!金融経済

債券の講座

債券と利回り

債券のモノサシ「利回り」

債券の収益は「利率」と「利回り」で表されます。

利率とは、額面金額※に対して毎年受け取ることができる1年間の利子の割合のことです。年利率ともいいます。

債券の利率は、債券を発行する会社の信用度や、発行する時の世の中の金利水準などに応じて決まります。

※額面金額・・・債券の券面に記載されている金額。一般的には債券の最低申込単位のこと。

一方、利回りは、投資した金額(購入金額)に対して、元本の増減と利子を合わせた1年間の収益の割合のことを指します。

例えば、額面金額100万円で毎年4万円の利子が受け取れる債券を購入した場合、利率(年利率)は4%(4万円÷100万円=4%)です。この債券を4年後に104万円で売却すると利回りは5%となります。また、同じく4年後に96万円で売却すると利回りは3%となります(上図参照)。