モノの価格(市場価格)の決まり方〜需要と供給②
モノの価格は需要と供給が等しくなるところで決まるの。
例えば、天候不順でキャベツが不作となり、出回るキャベツの数(供給)がキャベツを欲しいとする数(需要)より少ないとします。
すると、キャベツが欲しい人は値上がりしてもキャベツを買おうとするので、キャベツの価格は上がっていきます。
価格が上がっていけば、少しずつキャベツを欲しいという人も減っていくため、結局、キャベツをほしい人(需要)と世の中に出回るキャベツの量(供給)が等しくなったところで、価格の上昇は止まります。
逆に、キャベツが豊作で、出回るキャベツの数(供給)がキャベツを欲しいとする数(需要)より多いとします。
このままでは過剰な分は売れ残ってしまいます。
そこで、キャベツを売る側は価格を下げ、キャベツを買ってくれる人を増やそうとします。
結局、売れ残りがなくなるまで価格は下がり、やがて需要と供給は等しくなります。
このように価格が動くことで、売れ残りやモノ不足をなくし、需要(買いたい量)と供給(売りたい量)が等しくなるよう調整されています。
この仕組みを「価格の自動調整機能」といいます。