金融・証券用語集

呼値
(よびね)

意味

証券取引所での取引で示される売り買いの値段の「きざみ」のこと。

解説

株価によって、何円きざみで売買が行われるかが決まっています。東京証券取引所の規則に基づいて説明します。東京証券取引所では、①TOPIX100構成銘柄(※)②その他の銘柄で刻みが異なります。株価が1,000円以下の場合、①は、0.1円②は1円きざみで売買が行われます。例えば、900円の株価の場合、①は…899.98円-899.99円-900円-900.1円-900.2円-900.3円…、②の場合は、…898円-899円-900円-901円-902円-903円…と値段を指示できます。また3,000円超、5,000円以下の場合①は0.5円、②は5円きざみで売買が行われます。したがって、②の場合は、3,101円、3,102円といった1円きざみの売買は行われないので、指値注文を出す場合は、5円きざみで出すことになります。取引が成立しなかった場合を「出来ず(できず)」といい、「―」で表示されます。